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記録的大雪となった石川県輪島市では22日、昭和4年の統計開始以来12月としては最も多い60センチの積雪を観測し、市によりますと、雪の重みによって木が倒れて道路がふさがれている場所があるということです。
このため23日午後5時の時点で、山あいを中心とした11地区のあわせて120世帯が孤立状態になっているということです。
このうち市中心部から7キロ離れた山あいにある深見町の一乗地区では、地区に向かう県道の数か所で倒木があり、17世帯39人が孤立しました。
現地では、ふもとに車を置いて片道およそ2キロの道のりを歩き、集落に住む家族にパンやインスタント麺などの食料を届ける市民の姿が見られました。
1人暮らしの85歳の母親に物資を届けた男性によりますと、集落には多いところで1メートルほどの積雪があり、停電していたものの集落に引かれた飲み水は使用できたということです。
男性は「母は元気で安心しましたが、高齢なので心配です。一刻も早く倒木を除いて孤立を解消し、停電も復旧させてほしいです」と話していました。
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