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検事取り調べ「不適正」 組織的指示は認めず―供述誘導で調査結果・最高検 - 時事通信ニュース

2023年12月25日17時27分

検察庁(最高検)=東京都千代田区

検察庁(最高検)=東京都千代田区

 河井克行元法相(60)らによる2019年参院選買収事件を巡り、東京地検特捜部が供述を誘導したとされる疑惑で、最高検は25日、被買収側の元広島市議に対する取り調べについて「不起訴を期待させたことは否定し難く、不適正だった」とする調査結果を公表した。

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 別の検事が法廷で調書通りに証言するよう誘導したとの疑いが指摘された証人テストは、「不適正とは言えないが、慎重な配慮が必要だった」とした上で、いずれも組織的指示はなかったと判断した。
 元市議の木戸経康被告(68)の弁護人によると、被告は買収の趣旨を否定していたが、検事は「不起訴とか軽い処分とか、そういう方向でやっていきたい」などと発言。公選法違反を認める供述調書への署名後、改めて否認したところ「通用しない」と言われた。こうしたやりとりは、取り調べを録音したデータから明らかになった。
 調査結果では、取り調べでの発言について「不起訴を約束するものとは言えないが、期待させたことは否定し難い」と指摘。「『(検事に)根負けした』としっかり言っていただければ」とする証人テストでの検事の発言は、真実を証言するよう求めるもので適正だったとしつつ、「より慎重な配慮が必要だった」と結論付けた。
 その上で、検事2人に現在の所属先で指導を行ったとした。

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